車の維持費は年間いくら?目安と内訳、今日からできる節約方法を解説

2026.06.30
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車の維持費は年間35万〜60万円が目安で、税金・保険・車検・燃料費などが主な内訳です。各費用の具体的な金額に加え、ガソリン代の支払い方法の見直しなど、家計の負担を抑える節約術まで詳しく紹介します。

「車にこんなにお金がかかっていたのか」と、家計を見直して初めて気づく方は多いのではないでしょうか。

毎月の給油代は実感しやすい一方で、年に一度の税金や2年に一度の車検は、そのときになるまで金額を忘れがちです。気づけば「何となく出ていくお金」になってしまっているのが、車の維持費の厄介なところです。

この記事では、車の維持費を7つの項目に分けて整理し、年間でいくらかかるのかを具体的な金額とともに解説します。節約方法もあわせて紹介するので、ぜひ家計の見直しに役立ててください。

1年間にかかる車の維持費の内訳

車を所有していると、毎年発生する費用と数年おきに発生する費用があります。これらをすべて合計したものが「年間維持費」です。

【車の維持費の内訳表】

項目年間目安
税金4~6万円
保険6~10万円
車検・点検4~8万円
メンテナンス1~3万円
燃料費9~18万円
駐車場代0~36万円以上

 

たとえば、1.5Lクラスのコンパクトカーを年間10,000km走らせた場合、駐車場代を含めると年間35万〜60万円程度になるケースが多く、家計への影響は決して小さくありません。

まずは、費用の内訳を1項目ずつ確認していきましょう。

税金

車を所有しているだけで毎年発生する費用のひとつが税金です。
「税金は車検のときに支払うもの」と考えている方もいますが、実際には2種類あり、支払うタイミングも異なります。ひとつは毎年5月に届く自動車税、もうひとつは車検のタイミングで発生する自動車重量税です。

自動車税・軽自動車税

自動車税種別割は、排気量が大きい車ほど税額が高くなる仕組みです。

【自動車税・軽自動車税の目安】

車種・排気量年間税額
軽自動車10,800円
1.5~2.0Lクラス36,000円
2.0~2.5Lクラス43,500円

 

軽自動車は1.5〜2.0Lクラスの普通車と比べて年間25,200円の差があり、税負担の軽さは大きなメリットのひとつです。

なお、2019年10月の税制改正以前に購入した車には旧税率が適用されているため、新車登録時期によって税額が異なる場合があります。

出典:総務省「自動車税・軽自動車税環境性能割」(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/149767_12.html
出典:総務省「2019年10月1日、自動車の税が大きく変わります」(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/131410.html
出典:総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/102384.html

自動車重量税

自動車重量税は、車検のときに次の車検までの2年分をまとめて支払う国税です。
「車検代」として一緒に請求されるため税金として意識しにくいですが、普通車であれば、車両重量に応じて2年分で2万〜4万円ほどかかります。
1.0〜1.5トン程度のコンパクトカーや一般的なセダンであれば、2年分で24,600円が目安です。

燃費性能が国の基準を満たしているエコカーは、この重量税が免税または減税になり、購入時にまとまった節税ができます。また、13年以上乗り続けた車は税額が段階的に引き上げられるため、古い車ほど維持費が高くなる仕組みになっています。

出典:国税庁「自動車重量税のあらまし」(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7192.htm

保険料

車の保険は、必ず入らなければならない「自賠責保険」と、自分で選んで入る「任意保険」の2種類があります。どちらも万一の事故に備えるためのものですが、補償の対象が異なります。

自賠責保険

自賠責保険は、すべての車に加入が義務付けられた強制保険です。事故で相手を死傷させた場合の損害賠償を目的としており、被害者救済のための最低限の補償として位置づけられています。

保険料は国が一律に定めているため、どの保険会社で加入しても金額は変わりません。

【自賠責保険料】

車種現行保険料(24か月)改定後(24か月)
普通乗用車17,650円18,560円
軽自動車17,540円-

 

ただし、2026年11月1日以降に始まる契約からは約13年ぶりの料金改定が予定されており、普通乗用車は18,560円に引き上げられます。車検が近い方は、改定のタイミングを事前に確認しておくとよいでしょう。

任意保険

自賠責保険だけでは、相手の車や建物を壊してしまったときの損害や、自分がケガをしたときの補償はカバーできません。こうした自賠責保険で補えない部分をカバーするのが任意保険です。

加入は義務ではありませんが、対物・対人ともに補償を無制限にするプランを選ぶドライバーが多く、実際には必要な費用のひとつといえます。

保険料は年齢・等級・車種・補償内容によって大きく変わります。等級が上がるほど保険料は下がる仕組みになっており、無事故の状態を維持することで、保険料の節約につながります。30代の方であれば年間5万〜8万円程度が目安になりますが、選ぶ保険会社やプランによって数万円の差が出ることもあります。

車検費用

自家用乗用車は新車登録から3年後に初回の車検があり、以降は2年ごとに検査を受けます。車検費用は「どこで受けるか」によって同じ車でも大きく変わるため、仕組みを理解しておくことが節約への近道になります。

車検費用の内訳は大きく2つです。
ひとつは重量税・自賠責保険料・印紙代からなる法定費用で、業者にかかわらず金額は同じです。

もうひとつは点検や整備、代行の手数料など、業者によって金額が変わる部分です。 ディーラーは安心感がありますが費用が高くなりやすく、ガソリンスタンドや車検専門店はコストを抑えやすい傾向があります。普通車であれば法定費用だけで4万〜5万円、総額では6万〜15万円程度の幅があります。

法定点検費用

車検とは別に、道路運送車両法では12か月ごとの定期点検が義務付けられています。

2年に1度の車検の年は、車検と同時に点検するため意識しやすい一方で、車検のない年に受ける12か月点検は「受けなくてもよいもの」と誤解されることがあります。罰則はないものの、この点検は車の不具合を早めに発見するための大切な機会です。

とくに毎日の送迎や通勤で車を使っている場合、タイヤや足回りへの負荷が蓄積しやすく、定期点検を受けないと思わぬ高額修理につながるケースもあります。費用の目安は普通車で10,000〜20,000円程度です。

メンテナンス費用

メンテナンス費用は、税金や車検ほど目立たないものの、積み重なると無視できない出費です。代表的なのがエンジンオイルの交換で、3,000〜5,000kmごと、あるいは半年に1度が交換の目安です。1回3,000〜8,000円程度かかり、怠ると内部の摩耗が進み、エンジンの寿命を縮める原因になります。

タイヤも定期的な交換が必要なパーツです。4本セットで2万〜6万円が相場で、適正な空気圧を保つだけでも燃費の悪化を防げます。そのほかバッテリーやワイパーなど細かな消耗品を含めると、年間1万〜3万円程度を見込んでおくと安心です。

燃料費

維持費の中で、最も日々の生活に影響するのがガソリン代です。年間のガソリン代は、走行距離と燃費性能、ガソリン単価の3つで決まります。

【燃費による年間ガソリン代の違い】

燃費年間ガソリン代(10,000km走行・175円/L換算)
20km/L約87,500円
15km/L約116,700円
10km/L約175,000円

 

このように、燃費が15km/Lから10km/Lになるだけで、年間の燃料費は約58,000円増加します。

近年はガソリン価格の変動が家計に響く場面も増えています。給油先の選び方や支払い方法を工夫するだけでも、1年間の積み重ねは侮れません。 

駐車場費用

自宅に駐車スペースがない場合は、月極駐車場の費用が毎月かかります。
駐車場費用はエリアによる差が大きく、都市部では月2万〜5万円、地方では数千円程度が相場です。たとえば月3万円の駐車場の場合、年間費用が36万円になります。

場合によっては、この金額が自動車税や車検費用を上回ることもあります。住む場所に合わせて、駐車場費用も維持費全体の試算に含めておくことが重要です。

車の維持費を節約する方法

維持費を把握したうえで、次はどのように抑えるかを考えましょう。
節約には「毎月コツコツ削るもの」と「タイミングを見て大きく変えるもの」の2種類があります。できることから取り入れてみてください。

ガソリンスタンドやガソリン代の支払い方法を見直す

ガソリン代は毎月発生する費用だからこそ、少しの工夫が年間の節約額に大きく影響します。同じ量を給油するなら、リッターあたり数円でも安い給油先を選ぶのが基本です。

さらに効果的なのが、支払い方法の見直しです。
ガソリンスタンド各社では独自のクレジットカードやポイントサービスを提供しており、利用するスタンドに合わせて活用することで、給油のたびに割引やポイント還元を受けられます。年間1,000L給油する場合、リッター5円の割引だけでも年間5,000円の節約になります。

例えば、九州エリアを中心にガソリンスタンドを展開するイデックスグループでは、イデックスクラブカードを提供しています。系列のガソリンスタンドで利用することで、給油時の割引やポイント還元を受けられるため、継続的な燃料費の節約につながります。

普段利用するガソリンスタンドが決まっている方は、利用先に対応したカードや会員サービスがないか一度確認してみるとよいでしょう。

任意保険の会社やプランを見直す

任意保険は、一度加入するとそのまま更新し続けるケースが多いですが、毎年の更新タイミングが見直しのチャンスです。

同じ補償内容でも、代理店型よりネットで直接契約するダイレクト型保険は、代理店を介さない分だけ費用を抑えられる傾向があります。複数社の見積もりをネットで比較するだけなら手間もかかりません。

また、すでに他の保険と重複している特約がある場合は、外すことで保険料を下げられます。弁護士費用特約などは既存の保険でカバーできているケースもあるため、加入中の保険証券をあらためて確認してみましょう。

定期的にメンテナンスをする

「メンテナンスを減らして節約する」という発想は、長期的には逆効果になりがちです。小さな不具合を放置するほど修理費は大きくなるからです。

タイヤの空気圧をこまめにチェックして燃費を維持する、エンジンオイルを定期的に交換してエンジンの状態を良く保つことなど、こうした小さな積み重ねが、数年単位で見ると大きな節約につながります。

車検代が安いお店を探す

車検は業者によって費用が数万円単位で変わります。ディーラー、ガソリンスタンド、車検専門店を比較し、複数の業者から見積もりを取ることが、費用を抑えるコツです。

安さだけを基準にするのではなく、点検項目の内容や整備士の対応も含めて判断することをおすすめします。車検がない年も、12か月点検を受けておくと次の車検時の整備費を抑えやすくなります。

燃費の良い車に乗り換える

年間走行距離が多い方にとって、燃費の改善はとくに効果の大きい節約方法のひとつです。ハイブリッド車や電気自動車への乗り換えは初期費用がかかるものの、ガソリン代の削減分で長期的に回収できるケースがあります。

ただし、購入価格との差額によっては回収に長期間かかるため、事前に試算することが大切です。現在の車の燃費と走行距離を確認したうえで、乗り換えの損益分岐点を計算してみると判断しやすくなります。

軽自動車やエコカーを選んで税負担を抑える

車を買い替えるタイミングがあるなら、税金の観点から車種を選ぶのも節約の有効な手段です。

軽自動車の自動車税は一律10,800円で、排気量2.0Lクラスの普通車の36,000円と比べると年間25,200円の差があります。さらに、自動車重量税も普通車より低く設定されているため、毎年・毎車検で積み重なる税負担が大きく変わります。

エコカーを選ぶと、自動車重量税の免税または減税が受けられます。車両価格は高くなりますが、税の優遇分を長期的に見れば購入コストを埋め合わせられることがあります。新車を検討する際は、税制上の優遇内容もあわせて確認してみてください。

年式が古くなったら買い替える

乗り慣れた車を手放す決断はなかなか難しいものです。しかし、車は新規登録から13年を超えると税金の仕組みが変わり、自動車税が約15%、軽自動車税では約20%課されます。重量税も13年目と18年目に段階的に引き上げられるため、古い車ほど毎年の税負担が増えていきます。

加えて、修理が増えて整備費がかさみ始めるのも古い車の特徴です。「乗り続けるコスト」と「買い替えにかかる費用」を年単位で比較すると、意外と買い替えのほうが家計に優しいケースもあります。1度試算してみるのもよいでしょう。

まとめ

車の維持費は税金・保険・車検・メンテナンス・燃料費・駐車場費用などで構成されており、1.5Lクラスのコンパクトカーでも年間35万〜60万円程度かかるケースがあります。まずは、現在どの項目にどれくらい費用がかかっているのかを把握し、見直し効果の大きい固定費から優先的に改善していくことが大切です。

なかでも、ガソリン代や電気代のような毎月発生する支出は、一度見直すことで継続的な節約効果が期待できます。

イデックスでんきは、九州エリアを中心に提供されている電力サービスです。さらに、新出光系列のガソリンスタンドを利用している方であれば、イデックスカードとの併用によって燃料費と電気代をまとめて見直せます。

車の維持費を少しでも抑えたい方は、保険や車検だけでなく、毎月の固定費である電気代も含めて見直してみてはいかがでしょうか。

固定費を整理したい方は、ぜひイデックスでんきの公式サイトをご覧ください。

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