EV車の充電時間と電気代は?環境配慮以外の確認しておきたいメリットも解説

2023.07.13
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電気で動くEV車には、充電が必要です。
充電時間と電気代はバッテリー容量と充電器の出力量によって異なります。

「EV車は充電に時間がかかりそう」と思われがちですが、急速充電ができる車種もあります。

この記事では、EV車の購入を検討している方のために、充電にかかる時間と電気代について解説します。

また、EV車の環境配慮以外のメリットについても説明しているため、ぜひ参考にしてください。

1.【車種別】EV車の充電にかかる時間はどのくらい?

 

EV車の充電にかかる時間は、バッテリー容量と充電器の出力量によって異なります。
そこで、国産の軽自動車のEVと普通自動車のEVにかかる充電時間を例に出して解説します。

1-1. 軽自動車の場合

国産メーカーの軽自動車のEVには、日産サクラや三菱ekクロスがあります。
どちらもバッテリー容量は20kWhです。

普通充電で満タンにするには、サクラの場合は6時間ほどかかります。

ekクロスは、バッテリー残量警告灯が点灯してから普通充電で8時間程度です。

30kW仕様の急速充電器であれば、80%まで約40分で充電できます。

普通充電では時間が足りない方は、急速充電の使用がおすすめです。

1-2. 普通自動車の場合

国産メーカーの普通自動車のEVには、日産アリアやリーフがあります。
バッテリー容量はアリアが66kWhで、リーフが40kWhです。

3kW出力の普通充電でアリアは約20時間、リーフは約12時間です。
どちらも6kWhの普通充電に対応しているため、6kWhで充電すれば半分の時間で充電できます。

「半分の6~10時間でも長い」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、これは電気残量が少ない状態から充電を満タンにすると仮定した場合の時間です。

走行距離が短く残量が多い状態で毎日充電するのであれば、これほど時間はかからないでしょう。

なお、航続可能距離はアリアが470km、リーフはJC08モードで400kmです。
毎日片道200kmを往復しなければ、電気残量は完全に空になりません。

2. 【充電器あり・なし別】EV車の充電にかかる電気代はどのくらい?

EV車は、自宅もしくは外出先の充電サービスを利用することで充電できます。

外出先の充電サービスを利用するよりも、自宅で充電する方が費用は抑えられます。
ただし、充電量によって料金は変わります。

そこで、電気代は31円/kWh、電費は6km/kWh、毎月100kmもしくは200km移動して月1回遠出すると仮定して説明します。

※電気代の計算は日産公式サイトの充電費用シミュレーターを使用

2-1. 自宅の充電器ありの場合

バッテリー容量が20kWhの場合、毎月100kmの走行で1,950円、200kmの走行で2,466円となります。
バッテリー容量が40kWhであれば、100km走行で1,826円、200km走行で2,342円です。

ご利用の充電プランによっても料金は変わりますが、バッテリー容量は大きく影響しないといえるでしょう。

2-2. 自宅の充電器なしの場合

自宅での充電なしで充電サービスを利用した場合、バッテリー容量20kWhのEV車も40kWhのEV車も、100km・200km走行ともに4,400円となります。
100km・200kmともに同じ料金ですが、これは日産が提供している「ZESP3」のおすすめプランが含まれているからです。

急速充電の回数に制限はあるものの、プレミアムプランでは普通充電が無料となります。
利用方法によっては、普通充電を定額で使い放題が可能です。
月の目安走行距離が600kmまでは同じ料金のため、外出が多い方はプランに加入するとお得になります。

3. EV車の環境配慮以外のメリット

EV車とガソリン車で迷っている方の中には、EV車のメリットについて疑問を持つ人も多いでしょう。
そこで、EV車を選ぶ環境配慮以外のメリットについて解説します。

3-1. 税金が安くなる

EV車にかかる税金には、自動車重量税自動車税があります。

たとえばリーフの場合、自動車重量税は32,800円です。
自動車税は排気量や用途によって課税額が異なり、EV車はもっとも低い課税額25,000円となります。

さらに、EV車にはグリーン化特例とエコカー減税が適用されます。
新車登録時と初回車検時は自動車重量税が免税となり、自動車税は新車登録の翌年度分のみ6,500円となります。
また、東京都の場合は新車登録年度と翌年度から5年度分、自動車税が免除され、かなり税金が安くなります。
(※2023年7月現在)

なお、排気量が1L以下の場合の自動車税は29,500円、軽自動車税は10,800円です。
これだけを見ても、EV車の方が明らかに税金が安いことがわかります。

3-2. 自宅のソーラーシステムを活用できる

V2H機器を設置していれば、自宅のソーラーシステムを使って電気自動車が充電可能です。
自宅で発電した電気を自動車に供給して利用することで、充電にかかる電気代を抑えられます。

なお、ソーラーシステムが活用できるからといって、車の充電にかかる電気代が完全に無料になるわけではありません。
天候によって発電量は変わるほか、自宅で電気を使うのであれば車を充電するのに電気量が足りないことも考えられます。

3-3. 災害時に電気を利用できる

V2H機器の設置により、ソーラーシステムが活用できるほか車のバッテリーを家庭用電源として使用できます。
機器の設置は必要ですが、あると停電時に役立つでしょう。

例えば雷や雪などの災害によって停電しても、車のバッテリーを利用すれば電気が使えます。
長期間通常通りに電気が使えるわけではありませんが、照明をつけて作業したり料理を作ったりできます。

ただし、国内メーカーのEV車すべてがVH2機器に対応しているわけではありません。
万が一のために備えたい方は、対応しているEV車を選びましょう。

4. まとめ|EV車の購入を検討しているならイデックスでんきで電気代の見直しを

 

EV車の充電時間や電気代を解説し、EV車の環境配慮以外のメリットについて説明しました。

「充電がなくなったらどうしよう」
「電気代がかなりかかるのではないか」

ガソリン車しか乗ったことがない方の中には、EV車に対してこのような不安をお持ちの方も多いでしょう。
しかし、EV車はガソリン車に負けないほど航続可能距離が長いほか、充電量やプランによっては電気代を抑えることも可能です。

実際にEV車を愛用している方の中には、電費がよく満足している声もあります。

しかし、電気代の高騰によってEV車にするか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、電気料金プランの変更や、電力会社の乗り換えがおすすめです。

また、電力会社によっては電気代に応じてポイントが貯まるなど、お得に利用できることもあります。

例えばイデックスでんき」では、電気代に応じてdポイントまたはWAON POINTが貯まります。
dポイントはドコモサービスやdポイント加盟店、WAON POINTはイオン系列の店舗で利用できます。
ドコモユーザーやイオンでお買い物をする方にとっては、とてもお得です。

また、Myページで電気の使用状況が確認できます。
電気の使用状況を確認して無駄がないか分析し、さらなる節電にチャレンジしてもよいでしょう。

なお、イデックスでんき」では1年間継続で500円の割引が適用されます。
長く使うほど、電気代がお得になります。

詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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