コンセントを抜くと節電できる!?コンセントを抜かない節電方法もご紹介
2024.06.11- エコ
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資源エネルギー庁の調査によれば、1世帯当たりの待機電力消費電力は228kWhです。
そのため、節電できる家電は積極的にコンセントを抜いた方がよいでしょう。
しかし、待機電力は家電製品ごとに異なります。
待機電力の低い家電のコンセントばかり抜いても、劇的な節電効果は期待できません。
そこで、本記事では節電のためにコンセントを抜く方がよい家電をいくつかご紹介します。
コンセントを抜かない節電方法にも触れているため、光熱費をなるべく抑えたい方は必見です。
1. コンセントを抜くことで大きな節電効果が期待できる家電製品
コンセントを抜くことで大きな節電効果が期待できる家電製品は、テレビ・エアコン・パソコンとその周辺機器です。
電源をコンセントに差し込んでいるときは、待機電力が消費されます。
待機電力の大きさは家電によって異なるため、使っている家電によっては多くの無駄な電力を使っているかもしれません。
そのため、待機電力の大きい家電を使わないときは積極的にコンセントを抜くとよいでしょう。
1-1. テレビ
テレビの待機電力は0.1~0.3W前後です。
ただし、省エネ機能が搭載されていない古い型になると、待機電力はこれよりも高くなるかもしれません。
そのため、長時間の外出など見ない時間が長い場合はテレビのコンセントを抜く方がよいでしょう。
特に4Kやmini LED搭載など、性能の高いものは待機電力も高くなる傾向があるため、積極的にコンセントを抜くのがおすすめです。
1-2. エアコン
エアコンは、春や秋などの過ごしやすい気温の季節にはまったく稼働させないこともある家電です。
しかし、エアコンのコンセントを差しっぱなしにしている方も多いでしょう。
エアコンはリモコンの電波を受信するために待機電力がかかっているため、使わないときはコンセントを抜きましょう。
ただし、頻繁にコンセントを抜くと故障するリスクがあるため、長期間使わないとき限定でコンセントを抜いてください。
1-3. パソコンと周辺機器
パソコンをすぐに使うためにスリープ状態にしたまま閉じている人も多いでしょう。
しかし、これでは電力を消費してしまいます。
そのため、使わないときはシャットダウンしてコンセントを抜くのがおすすめです。
また、使っていないプリンターなどの周辺機器のコンセントも抜くとよいでしょう。
ただし、Wi-Fiルーターを抜くと不具合が起こる可能性があるので抜かないでください。
2. 節電目的でコンセントを抜く際の注意点
待機電力を節電したいからといって、手当たり次第にコンセントを抜くのはおすすめしません。
感電・漏電・製品の故障・生活の利便性が落ちるなどのリスクがあるからです。
2-1. 感電や漏電などのリスクがある
コンセントを抜く際、安全面に注意しなければ感電や漏電などを原因とする火災につながるリスクがあります。
【感電や漏電が考えられる危険な状況】
・濡れた手で触る
・プラグの差し込みが不十分である
そのほか、コードを引っ張ってプラグを抜くなどの不適切な対応もやめてください。
コードの損傷につながるリスクがあります。
2-2. 製品の故障や寿命の短縮を招くことがある
頻繁な電源のオンオフにより負荷がかかることで、パソコンなどの精密機器の寿命が短くなることがあります。
また、冷蔵庫やエアコンなどのモーターで駆動する家電は、エネルギー効率が悪くなり消耗してしまいます。
頻繁な抜き差しによってプラグが破損してしまうケースもあるため、パソコンなどの精密機器や冷蔵庫・エアコン以外の家電であっても、コンセントを抜くのはほどほどにしましょう。
2-3. 生活の利便性に影響するリスクがある
コンセントを抜くことで、生活の利便性に影響するケースがあります。
例えば、テレビやレコーダーなどです。
コンセントを抜くことで予約しておいた録画予約がリセットされたり、Wi-Fiの電源を抜くことで設定がリセットされて再度電源を入れたときに初期設定をし直さなくてはならなかったりします。
また、電子レンジや炊飯器の電源を抜くと時計がリセットされることもあるため、予約炊飯機能を使う方にとっては不便になるでしょう。
3. 見落としがち!コンセントを抜かずに節電できる家電
家電の節電は、コンセントを抜くほかにも方法がいくつかあります。
頻繁にコンセントを抜くことによるプラグの破損や、製品の寿命短縮を避けたい方は、これからご紹介する方法を試してはいかがでしょうか。
3-1. 炊飯器
お米を1日1回炊いて、ずっと保温状態にしておく家庭もあるでしょう。
しかし、保温状態にかかる電力は10.3~18.2Whと低くないため、想像よりも電力を消費してしまいます。
そのため、残ったご飯はまとめて冷凍してスイッチを切るのがおすすめです。
なお、冷凍せず釜の中にご飯を残すときはそのままスイッチを切ったり、コンセントを抜いたりしないでください。
保温せず残しておくと、雑菌が繁殖して傷んで食べられなくなります。
3-2. 冷蔵庫
冷蔵庫は旅行や出張など何日も家を空ける場合を除き、コンセントを抜いて節電できません。
しかし、以下の方法で節電できます。
・ドアの開閉を最小限にする
・冷蔵庫内・野菜室はスペースをあける
・冷凍庫内は隙間なく詰める
・熱い料理は冷まして入れる
・冷蔵庫と壁は適切な距離をあける
・室温に合わせて温度を調整する
・省エネ基準達成率の高い冷蔵庫を選ぶ
冷蔵庫の節電方法についてもっと知りたい方は、「光熱費を抑えたい!冷蔵庫でできる7つの節電方法とは」をご覧ください。
ご紹介した節電方法について詳しく解説しています。
3-3. 照明
照明の節電はこまめに消すほか、消費電力の低いLED電球に切り替えることでも可能です。
LED電球は白熱電球と比べると消費電力がかなり低いほか、寿命も長いためトータルコストは低くなります
例えば、蛍光灯40Wの明るさに相当する13.6WのLED照明に付け替えれば、約66%の消費電力が削減可能です。
そのため、LED電球の購入費用が少し高くても、切り替えた方がコスパはよいでしょう。
3-4. エアコン
エアコンは稼働時の電力が大きくなる傾向があるため、なるべく消費電力を高くしないようにすると節電可能です。
例えば、エアコンは気温の高い時間帯はつけっぱなしに、夏の夜間など気温の低い時はこまめに電源を入れたり切ったりすると、消費電力が少なく節電になります。
暖房の場合は、1日中つけっぱなしにした方が、こまめに電源を入れたり切ったりするよりも電気代を節約できるケースが多いです。
エアコンの節電方法について詳しく知りたい方は、「エアコンのつけっぱなしは本当に節電になるのかパターン別にしっかり解説」をご覧ください。
冷房と暖房の実験結果を参考に、エアコンの節電方法について解説しています。
4. まとめ|電気をお得に使うなら「イデックスでんき」
テレビ・エアコン・パソコンと周辺機器を長期間使わないときは、コンセントを抜いて節電に挑戦しましょう。
ただし、コンセントを抜く際には感電・漏電などのリスクもあります。
そのことを理解したうえで、コンセントを抜く節電を行ってください。
コンセントを抜かずに節電したい、電気料金をお得に使いたいときは、記事内でご紹介した方法のほかに電力会社を切り替える方法もおすすめです。
例えば「イデックスでんき」の場合、電気代に応じてdポイントまたはWAON POINTがたまります。
たまったポイントは衣料品や日用品の購入に利用できるため、とてもお得なサービスです。
そのほかの特典もあるため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。