EV(電気自動車)とガソリン車のコストを徹底比較!どちらがお得に乗れる?
2023.09.13- エコ
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EV(電気自動車)の電気代やガソリン車のガソリン代を考えたことはあっても、それぞれにどのようなコストがかかるか比較したことはありますか?
一般的には、電気代とガソリン代、車両価格の比較をしていることが多いのではないでしょうか。
EVとガソリン車を比較するときは、具体的に「〇年乗った場合」の費用まで計算できるとよいでしょう。
そこで本記事では、EVとガソリン車にかかるコストを詳しく比較し、どちらがお得なのか解説します。
EVとガソリン車のどちらを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1.. EVとガソリン車を比較!どちらがお得?
EVとガソリン車は、それぞれにかかるコストが異なるほか、交換部品のコストも異なります。
車の乗り方によってもコストのかかり具合は異なります。
毎日の走行距離やブレーキのかけ方などでも変わるため、一概にどちらの方がお得であるとは言い切れません。
そこでまずはEVとガソリン車の維持にかかる主なコストについて解説します。
お得に車に乗りたい方は、コストを比較したうえで検討するとよいでしょう。
2. EVの維持にかかる主なコスト
EV車の維持にかかる主なコストは、メンテナンス費用を除けば電気代と税金、バッテリー交換の3つです。
自宅で充電するためにソーラーシステムや蓄電池を導入すると、その分コストがかかります。
2-1. 電気代
充電する場所と充電速度によって料金は異なりますが、自宅でフル充電した場合は数百円~2,000円、公共充電スポットを利用する場合は月会費数千円程度がかかります。
例えば日産の日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)サービスを利用する場合、基本料金は月1,100円、月4,400円、月6,600円、月11,000円の4つのプランが利用可能です。
プランごとに充電できる時間は違いますが、月会費が高いほど急速充電の料金が安くなるのが特徴だといえます。
例えば基本料金が月11,000円のプランの場合、急速充電を1分あたり33円で400分まで使用可能です。
もし急速充電のみを利用可能時間いっぱいまで使用した場合、基本料金+充電料金で24,200円となります。
合計料金が現在使用しているガソリン車のガソリン代より安ければ、EV車に乗り換えた方がお得になるでしょう。
プラン名 | プランA | プランB | プランC | プランD |
月額基本料金 | 1,100円 | 4,400円 | 6,600円 | 11,000円 |
充電可能時間 | なし (従量課金) | 急速充電:100分 普通充電: | 急速充電:200分 普通充電:100分 | 急速充電:400分 普通充電:100分 |
充電単価 | 急速充電:99円/分 普通充電:3.3円/分 | 急速充電:44円/分 普通充電:3.3円/分 | 急速充電:38.5円/分 普通充電:3.3円/分 | 急速充電:33円/分 普通充電:3.3円/分 |
充電料金(Max) | 急速充電:99円×充電時間(分) 普通充電:3.3円×充電時間(分) | 急速充電:4,400円 普通充電:1,980円 | 急速充電:7,700円 普通充電:1,980円 | 急速充電:13,200円 普通充電:1,980円 |
2-2. 充電用設備
自宅でEVを充電する場合、充電用コンセントを利用する人がほとんどです。
充電用コンセントは3,000円~10,000円で購入できます。
自宅のソーラーシステムで発電した電気を使えるのであれば、電気代がかなりお得になるでしょう。
ただし、充電用設備の導入は工事費を含めると10万円前後かかります。
こうした初期費用がある程度かかることを知ったうえで、導入するかどうか検討してください。
2-3. 税金
EVにかかる税金は、自動車税と自動車重量税の2つです。
自動車税は総排気量によって金額が変わりますが、EV車は排気量ゼロのため1,000㏄以下の25,000円となります。
また、グリーン化特例が適用されるため、おおむね75%の軽減措置が取られます。
これにより新車登録年度の翌年度分のみ6,500円です。
自治体によっては初回新規登録から5年度分全額免税されるケースもあります。
自動車重量税においてEVはエコカー減税が適用されるため、新車登録時の自動車重量税と初回車検時の自動車重量税が免税されます。
2回目以降の車検も適用外のガソリン車と比べて安くなり、0.5t以下は5,000円、1t以下は10,000円、1.5t以下は15,000円と、0.5tごとに5,000円のプラスです。
バッテリー交換
EVのバッテリーの容量保証はメーカーによって異なり、8年または160,000kmを目安に、どちらか早い方が適用されます。
保証期間内であれば、バッテリー容量が一定以下に減少した場合、無料での修理や交換が可能です。
自費でバッテリーの交換をする場合、高額な費用が必要です。
例えば日産の有償プログラムの場合は24kWhが715,000円、40kWhが902,000円、さらに工賃がプラスされます。
3. ガソリン車の維持にかかる主なコスト
ガソリン車の維持にかかるコストは、メンテナンス費用を除けばガソリン代・税金・バッテリー交換の3つです。
EVと比べると、充電設備の導入にかかるコストがかかりません。
また、税金においても大きな違いがあります。
3-1. ガソリン代
資源エネルギー庁が8月20日に発表したレギュラーガソリンの店頭価格は、全国平均で185.6円/Lでした。
自動車の性能と走行距離によって金額は異なるものの、普通車のガソリンタンク50Lに満タンに入れた場合、9,280円かかります。
月に4回ガソリンを満タンに入れている人であれば、37,120円かかるでしょう。
EVの公共充電スポットの利用料金と比べると、月額料金が1番高いプランよりも高くなってしまうことがわかります。
3-2. 税金
ガソリン車の税金は、自動車税もしくは軽自動車税と自動車重量税の2つです。
例えば総排気量1,500㏄~2,000㏄以下の普通車であれば、2029年9月までに購入した車は39,500円、それ以降に購入した車は36,000円となります。
自動車重量税は0.5t以下が8,200円、1t以下が16,400円、1.5t以下が24,600円、2t以下が32,800円と、重量によって税額が変わります。
バッテリー交換
車のメンテナンスでは、さまざまな部品を交換・補充するということはよくあることです。ここでは、バッテリー交換に注目して考えてみましょう。
ガソリン車の通常バッテリーは2年、高性能バッテリーは3年程度が寿命です。
バッテリーはエンジンを稼働させるモーターを動かすのに必要不可欠であり、寿命を迎えたバッテリーは交換しなければ車を走らせることができません。
ガソリン車のバッテリーは標準的なもので4,000円程度ですが、ハイブリッド車専用の補機バッテリーであれば高いもので40,000円以上もすることがあります。
最近ではハイブリッドの軽自動車も増えてきており、バッテリー交換に20,000~30,000円ほどかかるケースもあるようです。
また、交換の際は工賃も必要になります。
カー用品・ガソリンスタンド・カーディーラーで交換可能で、工賃は3,000円程度です。
メンテナンス会員に加入していれば工賃が無料になることもあります。
4. まとめ|EVの電気代をお得に活用したい方はイデックスでんきへ
ガソリン価格の高騰や税金のことを考慮すれば、EVに乗り換えた方がお得になるかもしれません。
ただし、ガソリン代と電気代は走行距離によって変わるため、車に乗る頻度や距離を考えたうえで検討するとよいでしょう。
EVに乗り換えた場合、自宅に充電用設備を導入するか公共充電スポットを利用することで充電ができます。
どちらがお得になるかというと、自宅の充電用設備です。
自宅にソーラーシステムがなくても、電力会社選びや充電する時間帯を工夫すればかなり電気代を安くできます。
EVの自宅充電にかかる電気代をお得に活用したい方は、「イデックスでんき」がおすすめです。
ミッドナイトプランを利用すれば夜間の電気代が安くなるほか、電気代に応じてdポイントやWAON POINTが貯まります。
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