オール電化とガスはどっちがおすすめ?コストとメリットを比較
2023.09.13- 節約
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- ガス
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光熱費を安くするには、ガスからオール電化にするのもひとつの手段です。
しかし、リフォームにかかるコストや具体的にどんなメリットがあるか分からず、なかなか踏み切れない方もいるでしょう。
そこで本記事では、オール電化にかかるコストをご紹介し、ガスなどと比較した際のオール電化のメリットについて解説します。
オール電化に検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
1.ガスからオール電化にするためにかかるコスト
オール電化にするためのリフォームには、IHの設置や床暖房、エコキュートなどがあります。
3つすべて導入した場合の相場は、一戸建ては総額60~100万円、マンションは約100万円です。
また、中古住宅をオール電化にする場合は、20~300万円かかります。
太陽光発電システムを導入すれば、プラスで200~300万円です。
1-1.IHクッキングヒーター
ガスコンロからIHに入れ替えるリフォームでかかる費用は、総額10~25万円です。
本体費用のほかに、配線や設置にかかる費用もプラスされます。
・本体:4~15万円
・配線機器やブレーカー費:約1万円
・配線工事費:約3万円
・設置工事費:約2万円
1-2. 床暖房
6畳の部屋に電気ヒーター式の床暖房を導入する場合、総額約30万円からです。
温水循環式であれば、本体代がプラス数万円高くなります。
床暖房は電気ヒーターのメーカーや施工会社によって料金が変わるため、必ず複数社で見積もりを取ってから決定してください。
・ヒーター本体:約24万円~
・専用コントローラー:約2万円
・フローリング材: 6~8万円
・床の断熱材:約1万円
・人件費: 5~6万円
・電気設備工事: 3~4万円
・金物接着剤費: 6,000~7,000円
1-3. エコキュート
エコキュートを導入する場合、総額約40~80万円です。
こちらもメーカーによって金額が異なるため、複数社で見積もりを取ってから導入しましょう。
・本体価格:15~30万円
・脚部カバー:約1万円
・ドライフレックスパイプ・継手ユニオン:約5万円
・風呂循環口:約9,000円
・電線・電線館:約8,000円
・漏電ブレーカー:約4,000円
・プルボックス・野外用プラボックス:約3,000円
・工事費:約15万円
・給湯機搬出・処分費:約3万円
2. ガスと比較した際のオール電化のメリット
ガスでも電気でも快適に生活できますが、オール電化にすれば電気代の節約につながります。
その理由は、ガスよりも電気でお湯や暖房をつける方が安くなるほか、電気代の安い電力会社に自由に変更できるためです。
また、ガスから電気にすることで、安全性が向上します。
ガスの火が引火しないよう壁やカーテンを防火仕様のものにすることもありますが、オール電化にすればその必要もありません。
2-1. お湯や暖房代が節約できる
電力会社のオール電化向けのプランは、夜間時間帯の電気単価が割安に設定されています。
これを利用すれば、お風呂のお湯や暖房代が節約可能です。
ガスを使ってお湯を沸かしたり暖房を使っていたりしたときよりも、光熱費を安く抑えられるでしょう。
また、エコキュートで夜間に沸かしたお湯をタンクにためておけば、電気代を抑えつつ日中も温かいお湯を使えます。
ただし、お湯がいつでも制限なく使えるわけではありません。
エコキュートのタンクが空になったときは、沸き増しすることになります。
しかし、沸かしている間はお湯が使えません。
エコキュートで沸かしたお湯を使う際は、入浴中にタンクが空にならないよう注意しましょう。
「シャワーを出しっぱなしにしない」「浴槽のお湯をあふれさせない」「必要のないときにお湯を出さない」などの点に気を付ければ、問題なくお湯を利用できます。
2-2. 電力会社の変更で電気代が抑えられる
2016年4月に電力の小売り自由化が全面自由化し、家庭や商店でも電力会社が選べるようになりました。
そのため、さまざまな会社の中から電気料金が安いプランを選べる点がメリットです。
ライフスタイルに合ったプランを選択することで、今より電気代を安くすることもできるでしょう。
オール電化にした場合は、夜間の電気代が安くなるプランがおすすめです。
2-3. 安全性が高くなる
ガスを使用しているときは、ガス漏れや周囲への引火が心配になることもあるでしょう。
コンロの近くに窓がある場合、燃えにくい素材のカーテンを選ぶといった工夫が必要です。
しかし、オール電化にすればそうした危険性がありません。
むしろ安全性が向上するため、安心して料理ができます。
また、ガスコンロよりも汚れにくく掃除がしやすいため、お手入れの負担も軽くなるでしょう。
ガスコンロのように五徳にこびりついた油汚れを落とす必要もなく、汚れをさっと拭くだけできれいになります。
3. ガス以外の燃料「灯油」と比較した際のオール電化のメリット・デメリット
家の中で使える燃料は、ガス以外にも灯油があります。
「寒い冬は早く部屋を暖めるために、灯油ストーブを使っている」という人もいるでしょう。
灯油と電気を比較した際、オール電化にするメリット・デメリットは何があるのでしょうか?
3-1. メリット:燃料の交換や補充が必要ない
灯油を利用する場合、燃料の交換や補充が必要です。
灯油はガソリンスタンドで給油できますが、重いため自動車や台車に載せて移動する必要があります。
特に、2階以上に住んでいて階段を使う必要がある場合は、体への負担が大きいでしょう。
しかし、オール電化にすれば燃料の交換や補充が必要なく、ストレスフリーで快適に生活を送れます。
3-2. デメリット:初期コストが高い
灯油と比べ、オール電化は初期コストが高いのがデメリットです。
本体代だけでなく工事費用などがかかり、100万円かかることもあるため、決して安くはないでしょう。
灯油は購入費用のみで利用できるため、オール電化にするためにかかる初期費用を考えれば、かなり低コストで利用できるといってよいでしょう。
4. まとめ|オール電化プランで賢く電気を使うなら「イデックスでんき」へ
ガスからオール電化にすれば、お湯や暖房代が節約できるほか、安全性が向上します。
ガス漏れや周囲への引火を恐れる必要がなくなるうえに、掃除も簡単になるため家事がとても楽です。
また、電力会社やプランを変更することにより、ガス+電気でかかっていた光熱費をもっと安くできるでしょう。
電力会社ではオール電化の家庭向けに、夜間に使用する電気代が安くなるプランがあります。
例えば「イデックスでんき」のミッドナイトプランでは、22時から8時までの10時間の電気代は1kWhあたり14.48円です。
また、「イデックスでんき」では電気代に応じてdポイントやWAON POINTが貯まります。
貯まったポイントや対象サービスにおいて利用できるため、ドコモユーザーやイオン系列店をよく利用する方にはとてもお得です。
気になる方は、ぜひ「イデックスでんき」までお気軽にお問い合わせください。