オール電化で光熱費は本当に安くなる?電気代節約術と導入方法も解説
2021.09.30- 節約
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「光熱費が安くなりますよ!」とオール電化をすすめられたことはありませんか?
新築の購入やリフォームの検討、給湯器の買い替えの際にオール電化の営業を受けた方も多いでしょう。
オール電化にすると「本当に光熱費が安くなるのか」「光熱費がどれくらい安くなるのか」は気になるところですよね。
そこで今回はオール電化を導入した家庭とそうでない家庭の光熱費を比較し、本当に光熱費が安くなるのかを検証します。
電気代を節約する方法やオール電化の導入方法も解説しますので、光熱費を安くしたい方必見です。
1. オール電化にすると光熱費は安くなるの?
オール電化とは電気給湯器やIHクッキングヒーターなどの機器を導入し、調理・給湯・冷暖房などに用いるエネルギーをすべて電気によってまかなうことです。
「オール電化を導入した家庭と導入していない家庭の光熱費」をはじめ、「電気給湯器とガス給湯器の光熱費」「IHクッキングヒーターとガスコンロの光熱費」をそれぞれ比較し、オール電化で光熱費が安くなるのかどうかを検証します。
1-1. オール電化を導入した家庭と導入していない家庭の光熱費を比較
関西電力が公表している「オール電化住宅で1か月にかかる光熱費データ」を引用します。
出典:「オール電化の電気代平均額と節約方法|オール電化|関西電力 個人のお客さま」
関西電力の会員データ(2020年~2021年の使用量)より算出した平均使用量をもとに計算された数値です。
次に総務省統計局が公表している「一般家庭で1か月にかかる光熱費データ」を引用します。
「オール電化を導入した家庭」と「オール電化ではない家庭」を区別していない統計ですが、平均的な光熱費として参考にできるでしょう。
出典:「世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(2020年)|家計調査|総務省統計局」
「電気代・ガス代・他の光熱」を合計が光熱費です。
上記2つの表データを整理すると以下のようになります。
平均的な光熱費
1人暮らしであればオール電化にしない方が光熱費は安く、2人以上になるとオール電化の方が安くなるようです。
「オール電化にすると光熱費が安くなるかどうか」はライフスタイルによって異なることがわかります。
1-2. 電気給湯器とガス給湯器の光熱費を比較
電気給湯器の中で人気を集めている「エコキュート」とガス給湯器では光熱費にどれくらいの差があるのでしょうか?
三菱電機の公式ホームページから「エコキュート」とガス給湯器の光熱費を比較したデータを引用します。
1日の使用湯量を460Lとする4人家族を想定し、九州電力の電気代を目安にした数値です。
出典:「グローバル Web アイコンエコキュートとは? | はじめてのエコキュート | 三菱 エコキュート | 三菱電機」
ガス給湯器から「エコキュート」にすると年間の光熱費を約7割節約できることがわかります。
1-3. IHクッキングヒーターとガスコンロの光熱費を比較
IHクッキングヒーターとガスコンロでは光熱費にどれくらいの差があるのでしょうか?
Panasonicの公式ホームページからIHクッキングヒーターの光熱費データを引用します。
出典:「電気をムダなく使うIH | おしえて!IH | IHクッキングヒーター | システムキッチン | Panasonic」
標準的な(標準的な、は無くて良い?)4人世帯において朝食・昼食・夕食時に標準的なメニューでIHクッキングヒーターを使用した想定で算出されており、1か月の電気代は約1,020円となっています。
比較対象として4人世帯でガスコンロを使用した場合の1か月のガス代を算出してみましょう。
本記事の冒頭でご紹介した総務省統計局の家計調査結果を参照すると、4人世帯で1か月にかかるガス代は5,202円です。
家庭におけるガスの主な使用用途と割合は「お風呂:キッチン=8:2」といわれていますので、ガスコンロにかかる1か月のガス代は5,202円の2割を算出して1,040円が目安です。
IHクッキングヒーターとガスコンロの光熱費はほとんど変わらないといえるでしょう。
オール電化にすると光熱費が安くなるのはガス給湯器から電気給湯器への切り換えが主な理由だと推測できます。
2. 【節約術】オール電化で電気代を節約する方法3選
オール電化は光熱費が電気代のみになるため請求金額の変化が分かりやすくなります。請求金額の変化を見ながら電気代の節約に積極的に取り組みたいですね。
オール電化で電気代を節約する方法3つをご紹介します。
2-1. 電気料金の安い時間帯に使用する
契約している電力会社によってさまざまな料金プランがありますが、夜間の電気料金が安くなるなど時間帯によって電気代が異なる場合は、電気料金の安い時間帯にまとめて使用することで節約になります。
2-2. 機器の設定を変更する
省エネモード機能がついている電化製品は省エネモードに設定することで節約できます。
新しく電化製品を買い替える際には省エネモード機能の有無も判断基準にして選ぶとよいでしょう。
2-3. 用途に合わせて家電を使い分ける
家電ごとに消費電力が異なり、消費電力の大きい家電は電気代が高くなります。
暖房器具ではファンヒーターの電気代が最も高くなるため、暖房を長時間使用する場合はエアコンを使うなど家電を使い分けることが大切です。
3. 手続きが大変?オール電化の導入方法を解説
「オール電化にするにはどうしたらいいの?」という疑問も浮かんでくるかもしれませんね。
オール電化の導入方法を簡単にご紹介します。
3-1. オール電化の導入工事
まずIHクッキングヒーターやエコキュートなどの設備を設置するリフォーム工事が必要です。
IHクッキングヒーターとエコキュートの設置工事費用は総額約60~100万円が相場となっています。
3-2. ガス会社の解約手続き
オール電化にするとガスが不要になるためガス会社に解約の連絡をしましょう。
電力会社によってはガスメーターが設置されたままだとオール電化の料金プランを適用できない場合があります。
3-3. 電力会社の料金プランを変更
契約している電力会社にオール電化用の料金プランがあり、料金が安くなる場合はプラン変更の手続きをしましょう。
ほかの電力会社に安いプランがあれば電力会社を切り替えるのもひとつの方法です。
4. 【オール電化向け】イデックスでんき夜トクプランで電気代が安くなる?!
電力会社の料金プランを検討する際に、オール電化の方におすすめなのは夜間に電気料金が安くなるプランです。
電気料金の安い夜間に電気給湯器でまとめてお湯を沸かしておけば電気代の節約に。
九州を供給エリアとする「イデックスでんき」には一般家庭向けの料金プランとして「イデックスでんき夜トクプラン」があり、夜22時~朝8時まで電気料金が安くなります。
九州電力の「電化でナイト・セレクト22」プランで月平均約610kWhの使用を想定し「イデックスでんき夜トクプラン」と比較すると、「イデックスでんき夜トクプラン」の方が年間約4,680円お得です。
「電気ご使用量のお知らせ兼ご請求書」の郵送を不要とする場合は「ペーパーレス割引」として年間660円安くなるうえ、「イデックスクラブカード決済割引」を適用するとさらに年間660円の割引が受けられます。
5. まとめ
ライフスタイルによってはオール電化にすると光熱費が安くなりますが、オール電化の導入時の工事などで初期費用は高くつきます。
初期費用以上のメリットを得るためにも、オール電化導入後は家電の使用方法を工夫したり電力会社を再検討したり電気料金の安いプランを利用したりして、オール電化の節約効果をアップしたいですよね。
九州にお住まいの方はぜひ「イデックスでんき」をご検討ください。
「イデックスでんき」の特徴やメリットなどは以下の動画で分かりやすくご紹介しています。
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ネットからのお申込みも受け付けておりますので、詳しくは以下のリンクから公式ホームページをご覧ください。
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