暖房の電気代が一番高いのはヒーター?エアコンやストーブと比較
2021.09.30- 節約
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「冬に電気代が一番高いのはどの暖房器具なの?」
「暖房の電気代が高すぎるから節約したい!」
冬になると電気代が跳ね上がるためこのような疑問や悩みを抱える方が多くなりますよね。
そこで今回は「エアコン」「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」の電気代を比較し、電気代の高い暖房器具について検証します。
電気代の安い暖房器具を主として利用すればご家庭での電気代の節約につながるはずです。
また暖房の電気代を節約する3つの方法も解説。
電気代の安い暖房器具や節約方法を知り、賢く寒い冬を乗り越えましょう。
1. 暖房器具で電気代が一番高いのは?
家庭でよく使われる暖房器具として「エアコン」「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」がありますが、電気代が一番高い暖房器具はどれでしょうか?
答えは「電気ファンヒーター」です。
逆に電気代が一番安い暖房器具は「エアコン」となっています。
パナソニック製の暖房器具は「1時間あたりの電気代の目安」が公開されている商品が多いため、パナソニック製の商品データを参考に「エアコン」「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」にかかる電気代をシミュレーションします。
1-1. 最も経済的!エアコン暖房の電気代
パナソニック製のエアコン「CS-221DAXE9」の詳細を例として見てみましょう。
エアコンは運転中に消費電力が変動するため幅がありますが「1時間あたりの電気代の目安」は安くて3円程度だと分かります。
このデータを踏まえて1か月にかかるエアコンの電気代をシミュレーションすると以下のとおりです。
- 条件:1日5時間、30日間使用、1時間の電気代3円
- 計算式:1時間あたり3円×1日5時間×30日間=月450円
「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」も1か月にかかる電気代を同じようにシミュレーションしますので、比較できるようにこの金額を覚えておいてください。
今回はパナソニック公式ホームページのデータを参考にしましたが、ご家庭にある暖房器具の「1時間あたりにかかる電気代」が公表されていない場合は、以下の計算式で算出できます。
- 1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金
消費電力は説明書やカタログに記載されています。電気料金はご契約の料金プランによって異なりますので、暖房器具の説明書と電力会社の料金プランを確認の上計算するとリアルな金額をシミュレーションできるでしょう。
1-2. 赤外線ストーブの電気代
パナソニック製の赤外線ストーブ「DC-C905」の詳細を例として見てみましょう。
「1時間の電気代」は約19.8円と記載されています。
このデータを踏まえて1か月にかかる赤外線ストーブの電気代をシミュレーションすると以下のとおりです。
- 条件:1日5時間、30日間使用、1時間の電気代20円(小数点以下四捨五入)
- 計算式:1時間あたり20円×1日5時間×30日間=月3,000円
エアコンの倍以上の金額になってしまいました。
1-3. 電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)&オイルヒーターの電気代
パナソニック製の電気ファンヒーター(セラミックファンヒーター)の仕様一覧を例として見てみましょう。
「1時間の電気代」が約17.3円の商品もあり、消費電力の低い品番を選べば赤外線ストーブよりも電気代が安くなりそうです。
とはいえ多くの電気ファンヒーターでは「1時間あたりの電気代の目安」が約30円で、エアコンや赤外線ストーブよりもかなり高くなっています。
このデータを踏まえて1か月にかかる電気ファンヒーターの電気代をシミュレーションすると以下のとおりです。
- 条件:1日5時間、30日間使用、1時間の電気代30円
- 計算式:1時間あたり30円×1日5時間×30日間=月4,500円
エアコンと赤外線ストーブを両方使ったときよりも高い電気代になってしまいました。
ちなみに、オイルヒーターもセラミックファンヒーターと同じく定格消費電力が1200W程度のものが多くなっています。
「エアコン」「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」で比較すると「電気ファンヒーター」の電気代が最も高くなりやすいといえるでしょう。
2. 【電気代節約術】暖房の電気代を安くする方法3つ
多くの家庭では夏の冷房よりも、冬の暖房で電気代が高くなります。家に居る時間が長い場合は暖房器具をつけっぱなしにすることもあるでしょう。
「少しでも電気代を節約したい!」という方向けに、暖房の電気代を安くする方法3つをご紹介します。節約しながら暖房器具を賢く使いましょう。
2-1. 赤外線ストーブ&電気ファンヒーターは短時間利用
「エアコン」「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」のうち一番電気代が安い「エアコン」をメインの暖房器具として使用し、「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」の使用を最低限に抑えましょう。
エアコンは部屋全体を暖められますが、そのぶん暖まるまでに時間がかかるというデメリットがあります。エアコンで部屋が暖まるまでに限って赤外線ストーブや電気ファンヒーターを使うと快適でしょう。
また、リビングから離れた脱衣所などエアコンが届かない場所に限定して電気ファンヒーターを使うのも効率的です。
2-2. ピンポイントで暖めるならコタツを活用
エアコンよりも電気代の安い暖房器具としてコタツがあります。
エアコンは部屋全体を暖められるのに対し、コタツはピンポイントしか暖められず一般的なサイズだと4人が限界です。大人数で集まる場合はエアコンを使うしかありません。
しかし一人暮らしなどコタツで充分暖が取れる場合は、エアコンではなくコタツを使用することで電気代を節約できます。状況に合わせてコタツを上手く活用しましょう。
2-3. エアコン暖房の省エネな使い方を知る
エアコン暖房の電気代は使い方によって変わります。
電気代を節約するには「風量を自動運転」「風向きを下」に設定しましょう。
最初から風量を「弱」にすると、室温が設定温度になるまでに時間がかかり多くの電力を消費します。また、暖かい空気は上に集まりやすいので風向きを下にすることで効率がアップします。
また冬の暖房の「設定温度は20℃」を目安にするのもおすすめです。設定温度を1℃低くするたびに消費電力が約10%節約になります。
室外機の負担を減らすことも大切で、周りに遮蔽物を置かず雪よけをするなら暖房効率が上がります。
3. 暖房は「つけっ放し」「こまめに消す」どちらがお得?
エアコンは30分以内の外出なら「つけっ放し」の方がお得です。
エアコンが最も電力を消費するタイミングは起動時なので、むやみにONとOFFを繰り返すと電気代が高くなりますが、電源を切っている時間が30分以上になる場合は消した方が電気代は安くなります。
こまめに消して電気代が安くなるかどうかは、「電源を切っている時間が30分以上か」が基準です。
4. 暖房器具はお手入れで節電効果はあるの?
エアコンのフィルターにホコリなどが溜まると暖房効果が弱くなるため、定期的に掃除しましょう。
2週間に1回のペースでフィルターのお手入れをすれば節電につながります。
「赤外線ストーブ」「電気ファンヒーター」にもホコリなどが溜まるので、掃除することで節電効果が期待できます。
フィルターには種類があり、掃除機でホコリを吸い取るタイプや水洗いするタイプがありますので取扱説明書に従いましょう。
5. 電力会社の見直しで暖房の電気代が安くなる!?
暖房の電気代を安くするには電気料金のプランから見直すことも大切です。
九州を供給エリアとする「イデックスでんき」には一般家庭向けの料金プランとして「イデックスでんきファミリープラン」と「イデックスでんき夜トクプラン」があり、九州電力よりも割安です。
「イデックスでんきファミリープラン50A」で毎月約464kWhの使用を想定して電気代を計算すると、九州電力に比べて年間約7,320円安くなりますので、電気代を節約したい方はぜひ一度ご検討ください。
ほかにも「イデックスクラブポイントカード」で電気料金をお支払いになると年間660円の割引が受けられ、お支払い金額への充当や商品との交換ができるOki Dokiポイントが最大3倍貯まる特典もありお得です。
6. まとめ
「エアコン」や「コタツ」など電気代の安い暖房機器を上手く使い、省エネを意識することで電気代を節約できます。さらに電力会社を再検討することで電気代を抑えられる可能性もあります。
九州にお住まいの方はぜひ「イデックスでんき」をご検討ください。「イデックスでんき」の特徴やメリットなどは以下の動画で分かりやすくご紹介しています。
ご契約中の電力会社への解約手続きは「イデックスでんき」が行いますので、お客様は「イデックスでんきコールセンター」に電話1本で入れていただくだけで切り替え完了です。
ネットからのお申込みも受け付けておりますので、詳しくは以下のリンクから公式ホームページをご覧ください。
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