それって本当に節電?ブレーカーを落として節電する際の注意点とは

2024.06.27
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「ブレーカーを落とせば電気を使わないから、節電になる!」と、だれもが1度は思ったことがあるのではないでしょうか?

しかし、ブレーカーを落とすことで削減できる電力量は待機電力のみだけで、その具体的な数字を知らない人も多くはいません。

そこで本記事では、ブレーカーを落とした際に節電できる具体的な電気量・料金を説明したうえで、ブレーカーを落として節電する際の注意点をいくつかご紹介します。

また、ブレーカーを落とさず節電する方法についても解説しているため、もっと簡単に節電・節約したい方はぜひ挑戦してはいかがでしょうか。

1. ブレーカーを落とすと節電になる?

資源エネルギー庁の発表によると、家庭の消費電力量のうち年間の待機時消費電力は228kWhです。
電気代の単価が31円の場合は7,068円となるため、積極的にブレーカーを落とせば1か月500円程度節約できる計算となります。

1か月500円の節約ができなくても、ブレーカーを落とせば家電製品の待機電力がかからなくなるため、多少の節約にはつながるでしょう。
そのため、長期間家を空けるときなどはブレーカーを落とす方がおすすめです。

ただし、家電によっては寿命が縮んだり何らかの問題が発生したりすることがあるため、ブレーカーを落とす際は注意しましょう。

2. ブレーカーを落として節電する際の注意点

ブレーカーを落として節電するときは、家電製品・システムの電源供給をストップ時のリスクを理解するほか、警備上の問題にも注意してください。

リスクや問題についてきちんと理解を深めないままブレーカーを落として節電すると、取り返しのつかないことになる可能性があります。

2-1. 家電製品・システム別の電源供給ストップ時のリスク

家電製品・システムの電源供給ストップ時には、以下のリスクが考えられます。
家電製品の寿命やペットの生命に関わる場合があるため、ブレーカーを落として節電する前にしっかり理解してください。

2-1-1. 冷蔵庫:食品が腐敗したり傷んだりする

冷蔵庫の中に食品が入っている場合、腐敗してだめになる可能性があります。
食品がもったいないため、冷蔵庫のブレーカーを落とす際は中に何も入っていないか確認してください。

また、冷蔵庫の電源を断続的に切るとコンプレッサーへの負荷が大きくなり、故障する可能性があります。
そのため、冷蔵庫のブレーカーを落とすのは、引っ越し前などや1か月以上家を空ける際など、仕方のない理由があるときだけにしましょう

2-1-2. テレビ・レコーダー:自動更新や録画に失敗する

ブレーカーを落とすとテレビやレコーダーへの電力供給がストップするため、自動更新ができません。
自動更新ができないと次に稼働したときに更新が一気に始まり、かえって電力がかかってしまう可能性があるため節電にはならないでしょう。

また、録画予約をしているときにブレーカーを落とせば、電力がないため録画ができません。
最近では見逃した番組を見られるサービスもありますが、見たい番組が必ず見られるとは限らないでしょう。

見逃したくない番組がある場合は、テレビとレコーダーのブレーカーを落とさないようにしてください

2-1-3. セキュリティシステム:電源につながっていないと作動しない

電源につないで作動するセキュリティシステムを採用している場合、ブレーカーを落とすと作動しません。
インターホンも鳴らないためセキュリティレベルが低くなり、防犯の面においてとてもよくないでしょう。

また、電源のいらない防犯カメラでも、データが残らない可能性があります。
例えば、内蔵メモリがなくWi-Fi経由でクラウド上にデータを残すタイプの防犯カメラです。
ブレーカーを落とせばWi-Fiへの電気供給がストップして使えないため、データを保存できません。

2-1-4. 給湯器:凍結して使用不可になる

給湯器には、凍結防止機能が備わっています。
しかし、電力の供給が途絶えることでヒーターが作動せず、凍結してしまう可能性があります。

そのため、冬場は給湯器のブレーカーを落とさないでください

2-1-5. ペット関連機器:ペットの安全性や生命にかかわる

ペットによっては、ヒーターや紫外線、酸素を循環させるためのポンプなど、生命の維持に欠かせない家電があります。
もしそれに気づかずにブレーカーを落としてしまうと、ペットが病気になるか、最悪の場合命を落としてしまうこともあるでしょう。

ペットの安全性や生命に関わるため、電源を切ってはいけないペット関連機器がないかよく確かめたうえでブレーカーを落としてください

2-2. ブレーカーを落とすことによる警備上の問題

セキュリティレベルの高いマンションなどに住んでいる場合、ブレーカーを落とすと警報が鳴ることがあります
警報が鳴れば「障害警報」として警備会社に受信され、警備会社から連絡がくるでしょう。

ちょっとした騒ぎになる可能性があるため、お住いのマンションがブレーカーを落とすと警報が鳴るシステムになっているかどうかを確かめたうえで、ブレーカーを落とすかどうかを決めてください。

3. ブレーカーを落とさずに節電・節約する方法

ブレーカーを落とせば多少の節電につながりますが、ブレーカーがついている配電盤は家の中の高い位置に設置されており、毎回操作するのは面倒だと思う方もいるでしょう。

そこで、ブレーカーを落とさずに節電・節約する方法を3つご紹介します。
どれもすぐにできるため、節電・節約したい方はぜひお試しください。

3-1. スイッチ付きの電源タップを使う

スイッチ付きの電源タップを使用すれば、使いたい家電だけ使って使わないときは待機電力をカットできます。

毎回スイッチの操作が必要になりますが、手元で簡単にスイッチの切り替えができるため、高い位置にあるブレーカーを落として節電するよりは手軽な方法です。

3-2. 消費電力の少ない家電製品を選ぶ

家電によって消費電力量は異なります。
そのため、同じ種類の家電製品の中から、電力消費の少ないものを選ぶのがおすすめです。

消費電力量は、カタログに記載されています。
同じメーカーでも機種によって消費電力が異なるため、よく比較したうえで検討しましょう。

3-3. 契約している電気プランや電力会社を変更する

夜中に電気を使うことが多ければ、夜間の電気料金が安い「オール電化プラン」に変更する」、電気料金が他社に比べて高い場合は「電力会社を変更する」ことで節約につながります。

まずは、現在契約しているプランを確認してください。
ほかのプランに変更すると電気料金が安くなる場合は、プラン変更がおすすめです。

契約している電力会社のプランでは満足できない場合は、ほかの電力会社を検討してはいかがでしょうか。
電気料金が安くなるプランが見つかる可能性があるほか、特典によってお得に電気が使えることがあります。

4. まとめ|電気をお得に使うなら「イデックスでんき」へ!

一般家庭で消費される待機電力は年間で約7,000円であり、待機電力を使わない生活にすれば月500円電気代が安くなることがわかりました。

しかし、待機電力をまったくの0にすることはかなり困難です。
ブレーカーを落とすと故障する可能性のある家電製品があるほか、ペットを飼っている場合は安全性と生命に関わることがあるからです。

少しでも節電したい方は、記事内でご紹介したブレーカーを落とさない節電・節約方法をお試しください。
方法は3つご紹介しましたが、その中でも電気プランや電力会社の変更がおすすめです。

例えば「イデックスでんき」の場合、電気代に応じてdポイントかWAON POINTがたまります
dポイントやWAON POINTは、携帯料金の支払いや食料品・日用品の支払いに使えるお得なポイントであるため、生活費を助けてくれるでしょう。

また、Myページで日々の電気の使用状況を確認したり、オール電化プランに変更したりすることで節電につなげることも可能です。

詳しく知りたい方は、ぜひお気軽に問い合わせください。

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